創業までを振り返る
こんばんは、Akiです。
ちょうど創業して半年間が経過するので、振り返りをしようと記事にしています。
今回は創業までのお話になります。
創業の決意
実際に起業しようと思い立ったのは、約5年ほど前。(下記参照)
漠然としか考えてなかった僕でしたが、運良くVR元年が訪れます。
OculusをFacebookが買収したことを皮切りに、各社からHMDが販売されてきました。それに伴い、コンテンツを作るスタートアップも出てきました。
VCが主催する、VRスタートアップの創業者と話せるイベントに行ったり、
VRコンテンツが多数展示されているような場所にも行きました。
※SkylandVenturesのイベントにはお世話になりました。
それを間近で見て、これは来るな。と思いました。
初めてVRを体験したときの感動は鮮明に覚えています。
(ちなみに、VRZONEの高所恐怖体験が最初です)
SAOの世界観に近い、このVRというテクノロジーを使って挑戦していきたい!
そう思いましたね。
刺さった言葉
この頃には、ちょうどプロゲーマーとしての活動も落ち着いてきていました。
色々な人と会っていくなかで、こんな話がありました。
「一時就職もいいが、よくも悪くも環境に染まってしまう。起業しようと言っていた人が気付いたら30歳といったこともある。」
「失敗するなら早いほうがいい」
といったような話です。
僕も最初は一時就職をして、経験を積もうと考えていました。
ただ、組織に染まってしまい、その環境の居心地がよくなると抜け出せなくなるかも、とこの時に気付きました。
僕はもともと、ストイックな人間ではないので、
これにハマってしまうのはまずいなと。
また、失敗するなら早いほうがいいというのも、考えさせられた言葉です。
人は成長し、歳を重ねていくごとに、背負うものが増えていくと思います。
家族が出来たりといったことですね。
そうなると、起業のような不安定な環境に、
わざわざ突っ込むことは出来なくなると。
背負うものが無い、今こそがチャンスだと。
勿論、失敗する前提で始めるわけではないですが、
もし残念な結末になったとしても、
そこで培った経験や、知識、スキルは代えがたい財産になります。
より良い環境へ
僕は「環境の力」というのを信じています。
例えば・・・
一日10時間勉強するような人がたくさんいるような学校に行けば、
それが当たり前になります。
逆に30分も勉強しないような人がたくさんいると、
それが当たり前になってしまいます。
自分自身を律することも勿論大事ですが、
周辺環境に左右される要素も多いと思っています。
この「環境の力」を信じさせてくれたのは、プロゲーマー時代の経験です。
長年、オンラインゲームをやってきて、
一番上達する方法は、「上手い人に付いていく」ことだったからです。
上手い人の動画を見て、上手い人の配信を見て、上手い人と一緒にプレイする。
これが最短だと感じました。
そこで、当時、日本最強だったチームに、頭を下げて加入させてもらいました。
それがプロゲーマーとしての活動に繋がっているわけです。
なので、起業前も同じように、良い仲間がいる環境を探していました。
あるときに、Facebook経由でメッセージが来ました。
その当時の僕は、経験にもなるからとりあえず会ってみようというスタンスだったので、実際に話してみることに。
運営している代表と話したときに、この人だったら付いていきたい、
そう感じたんですね。
(表現が難しいですが、いわゆるカリスマ性?)
代表が持つネットワークとスキル(知識)を利用して、
吸収してやろうという気持ちで入ることを決めました。
そこでは起業志望の学生を始め、
既に実績を挙げているような人も多く、良い刺激をもらえました。
共同創業者と出会ったのもこの頃です。
次回はその出会いから、創業後の話について書いていきます。
それでは。
凸凹成長
先日、親しくしてる方から、
「ブログ記事、勿体ぶらないで進捗教えてよ!」
と言われてしまった、Akiです。こんばんは。
まだまだ勿体ぶります(殴
(脳波の素晴らしさについては今月中に書きます)
さて、今日のテーマです。
「凸凹成長」
これ、近頃の僕の状態を表しています。
凸成長
僕の情報源の多くは、Twitterになりつつあります。
というのも、他のSNSやニュースサイトと比べ、
流動性が高く、生の情報に近く、先駆者たちの経験がそこにはあるからです。
もちろん、なかにはポジショントークもあるし、
バイアスが掛かってるものもあるので、見極める力は必要ですが。
彼らのツイートを見ていると、勇気を貰えることが多いです。
創業期はこんなに酷かったけど、今はここまで来れたとか。
~のような世界を創っていくんだ!とか。
みんな、苦しいながらも前向いて、走ってる姿を見ると、
自分も頑張らないとなー!ってなるわけです。
最近は、新しくメンバーが加わったりもしていて、
僕の途方の無い夢に、付き合ってくれる人たちには、
精いっぱいの恩返しがしたいな、とも思っているわけです。
非常にポジティブな気分になるので、
~はどうなってるんだろう?
~したらきっと面白いんじゃないかな?
とアイデアがどんどん出てきます。
それをメンバーと討論して、一定の結論が出てきます。
すぐにプロダクトの方針やコンセプトに反映されていきます。
結果、知識や経験を得られて成長するので、「凸成長」。
凹成長
「凸成長」とセットになるのが「凹成長」です。
自分の会社を中心に、幾つか関わっているところがあるのですが、
そこの業務をしていると、かなりの頻度で凹まされます。
(勢いに乗ってるベンチャーなので、知ってる人もいるかもしれません)
基本的に、取締役陣と仕事しているので、めっちゃ色々言われます(笑)
ただ、指摘の内容自体はタメになるものばかりです。
・事業を大きくしていくときの考え方、マインド
・数的根拠の作り方、考え方
・交渉術
などなどを実践ベースで学びつつ、行動の繰り返し。
普通のベンチャーでは会えないような人のところに、
交渉しにいったりするので、得るものはかなり大きいですね。
相手が相手だったりするので、事前準備は緻密に。ただ素早く。
ちょっとでもヌルいところがあると詰められます。
その場では、凹むんですけど、冷静に考えるとめっちゃ有難い。
僕は、経験→起業ではなく、起業→経験の順番でした。
これがまさにそうなんですよ。
自分に足りない部分が一瞬で分かり、それを補う努力が出来る。
そっちのほうが確実で、効率も良いですよね。
最初は圧倒的なマイナス感情を突き付けられますが、
それをベースに最終的には、プラス(ポジティブ)に転換していける。
なので、「凹成長」。
強くて優しい人間になりたいぜ。それでは。
脳波計搭載HMDを作ろうとしていた。
Neurableから
「HTC Vive」向けのBCI(開発キット)が発表されましたね。
これまさに、創業当時の僕がやろうとしていたことでした。
ソードアート・オンラインのような、世界を実現させる為には、
「脳波」の研究が必要不可欠だと考えています。
あの世界の大きな特徴は、「脳に信号を送る」ことにあります。
視覚、聴覚、味覚などは、眼や鼻、舌を通していますよね。
それも最終的には、脳に信号が到達して処理されているわけなので、感覚器官を通さずとも、直接、脳に送っても同じであると。
それがフルダイブであり、SAOがSAOたらしめる理由だと思っています。
信号を「送る」ことは既存技術では不可能に近いので、その前段階となる、
信号の「読み取り」を確立するべく、脳波計搭載のHMDを作ろうとしていました。
考えるだけでゲームの操作ができたりしたら、近付けるのではないかと。
ただ、行動していくうちに、
HMD自体は、「Oculus」「HTC」「FOVE」等から出ていたので、自分たちがやる必要はあるのかと。
一番の核は「脳波解析」にあるよね、という結論に至り、
この計画はストップさせました。
なので、Neurableの発表を聞いたときに、
心底、やってなくてよかったな、と思いましたね笑
今はソフトウェア開発方面に注力しています。
そこに関しては、またブログやTwitterで話していきます。
メンバー募集もしているのでぜひぜひ!
それでは!