Road to FullDive

フルダイブ実現までの道

#1 フルダイブ実現までの道

フルダイブ実現までの道

この高く険しい道へ進むと決断した、5年前。

毎日、一歩ずつ前へ進んでいます。

 

約半年前に設立した、「VR Alliance」*1も、今では80人規模のコミュニティになりつつあります。現状で、脳(BMI)の研究をしている大学生を始め、プログラマーや、それらの道を志す高校生が在籍しています。

 

目標を同じくする仲間が少しずつ増えてきて、嬉しい限りです。

参加を希望される方(中学生・社会人も可)は、Twitterまで。

 

さて、フルダイブを実現させるためには、壁が多くあります。

  • 技術的な問題
  • 倫理的な問題

この2つが大きな問題として語られることが多いです。

一番は技術的な問題になるでしょう。

ソードアートオンラインの世界では、脳と専用のVRマシンをリンクさせ、感覚器官を介さずに、五感情報のやり取りをしています。同時に、脳から発せられる電気信号を遮断しているので、現実の体は一切動かない、という描写がされています。

現実の体が動かずに五感情報を得られるということは、どういった倫理的問題が発生するのかは、想像に難くないでしょう。例えば、触感があるということは、痛覚はどうなるのか、また女性であれば、ハラスメントなどの問題も出てきますよね。

 

僕が注目しているのは、現状の技術で可能なのか、という話ではなく、その技術の開発、加えて、倫理的問題が解決される社会まで、如何にしてレールを敷くかということです。

最先端を行く、米国ですら、マウスやサルの脳にBMIを埋め込み、どうにか実験しているという段階で、技術の話をするのはナンセンスだと思っています。つまりは、まだ技術云々の話をするタイミングではないということです。予想では、あと5年~10年でより具体的な話が起こるフェーズだと見ています。

 

さて、どうレールを敷くかという話をしましょう。

フルダイブという技術が開発され、さらに一般消費者がそれを体験するのに抵抗がない社会とは、どんなものなんだろうか。と考えました。

僕が現状で結論付けているのは、「脳波を使用したデバイス」スマートフォンレベルで普及している社会、です。日常生活に、脳波デバイスが必要不可欠になっている社会です。イメージするだけで、視界に地図が表示され、友人に電話を掛けられ、電気のON/OFFが出来る。そんな世界です。

 

ここまで来れば、その延長にフルダイブが登場し、医療現場のターミナルケアで使用されたりなどの実績さえ積めば、アミューズメント施設用や家庭用として、リリースされても、特に抵抗なく人々に浸透していくのではないかと思ってます。

 

VR空間で人々が生産行為をするようになります。現実世界で出社して仕事をしなくてもよくなりますし、コミュニケーションの在り方も変わるでしょう。あらゆる部分で合理化され、人々や企業のリソースは注ぐべきところに移っていきます。

 

そういった、世界を実現させるため、

VRと脳波(BMI)をリンクさせる。

ARと組み合わせ、より日常に沿った製品を出す。

あらゆる脳波デバイスが日常に普及していく。

という順番を想定しています。

それらの目標から逆算し、プロトタイプの製作をしています。

詳しいことは、また別の記事で書いていきます。

 

リニューアルした、当ブログをよろしくお願いいたします!

 

written by Aki

 

 

*1:LINE上で運営している、フルダイブ実現を目標にした学生を中心に集めているコミュニティ